こんにちは！名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今日のテーマは「ITの進化とギターレッスンの今後」です。

ここ数年PCやタブレットなどの端末でギターを学べるアプリケーションが沢山出てきています。中にはギターと端末をつないでアプリが音を認識して正誤判定をしてくれるものや、中にはそれ専用のギターがあって指板がコードの形に光ったりするものまであります。

ここで興味がある人にとって重要なのが「本当にアプリだけで学べるのか」です。

単刀直入に答えだけ言ってしまうと「NO」です。

先にこのアプリで出来ることを書くと

・初心者からわかりやすく押さえ方などが画面でリアルタイムに確認できる。
・音楽を流してギターが弾け、アプリによっては正誤判定まである程度してくれる
・ゲーム感覚で出来るのでつらくない

が主な出来ることとなります。

逆に出来ないことを書くと

・わからないところがあっても個別にサポートしてくれるわけではない
・間違っていても教えてくれないので間違った運指などが定着してしまう可能性がある
・海外の曲や知らない曲が多いので自分が好きな曲で練習出来ない
・課金が必要な時がある

となります。

こう見ると結構難しいですね。アプリ自体は悪くないと思いますがアプリ単体で上手くなろうとするとリスクもあると思います。

特にまずいのは「間違っていても教えてくれないので間違った運指などが定着してしまう可能性がある」という面です。「アプリによっては正誤判定までしてくれるんじゃないの？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでいう正誤判定というのは出している音が正しいかどうかであって運指や弾き方が正しいかどうかまでは見てくれません。また良い音かどうかも判断してくれないので間違った押さえ方で酷い音が出ていてもアプリ自体は問題ないと判断してしまう可能性が高いです。ではこれらのアプリは使い物にならないかというと物は使いようです。
レッスンなどのサブに使うのであればありだと思います。あくまで間違った練習をしていないかチェックする役割の人がいれば大丈夫だと思います。

また今後AIなどが発達すると正誤判定も人間と同じくらい確かになってくる可能性もあります。あまり発達しすぎると困りますが・・・・